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私、幸谷は2011年1月にテニュアトラックシステムでラボ主宰者となりました。以来、ラボメンバーととともに 血液内科医として、臨床から研究シーズを見つけ出して、研究をすすめていくというスタイルでラボを運営してきました。
 
上記のスタイルからは、その研究結果を臨床に還元できるばかりではなく、病気の研究からサイエンスそのものの発展につながるような結果も生まれてきます。事実EBV感染症という特殊な状況から新しい小分子RNAが発見されました。
そして、治らない悪性疾患が治るような、治せないのなら、せめてQOLの高い延命をはかれるような、そんな新規治療開発ができたらというのが夢で、あれやこれやに手を出してきましたが、ラボ開設から10年目を迎え、運命のシーズに出会えたかもしれません。まだ、萌芽的ですが育てていきホームページ上でも紹介してまいりたいと願っております。

大学院生は常にvery welcomeです。 また、常勤非常勤を問わず、いろいろな関わり方で研究に参加していただく方法、考えていきたいと思っています。

東海大学総合医学研究所造血腫瘍分野
東海大学医学部基盤診療学系先端医療科学
教授 幸谷 愛 

  

 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

  

難治性造血悪性疾患に対する新規治療を目指した基礎的研究
 
血液腫瘍は、癌の中でも特に研究が進んでいる分野です。 骨髄移植、イマチニブに代表される分子標的療法、レチノイン酸などの分化誘導療法、 サリドマイドによる血管新生抑制療法など様々な治療法が開発され標準治療法となりました。
 
私が研修医だったころ、経験からフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病はどんな治療法を行っても治らないと思っていました。 しかし、今、イマチニブを併用することで長期生存する方が大幅に増えました。 また、当時、骨髄移植といえば移植関連死が多く、危険な治療でありました。 担当の患者さんに移植の予定が入ると、"どうぞうまくいきますように"と神様に祈るばかりでした。 それが現在では、安全性が高まり以前では到底適応とならなかった患者さんに対しても移植が行われるようになりました。 その結果、移植適応疾患が拡大し、移植によって完治する患者さんも大幅に増えました。
 
このように、私が血液臨床、造血悪性疾患の研究に関わったわずか10数年のうちに、 造血悪性腫瘍は、治療法が著しく進化し、それにより治癒率の向上、生存率の向上がもたらされました。 しかしながら、それでも尚、難治性造血系悪性疾患は残され、若い命を含む多くの命が奪われているのが現状です。
 
そこで、私たちは、これら難治性造血系悪性疾患に対して、従来とは異なるアプローチで新奇治療法を開発することを目標に、 そのための基礎的な研究を行っています。
 
具体的な柱は
EBV関連リンパ腫における微小環境の意義
EBV関連リンパ腫やHBV肝炎におけるエクソソームの意義
がんにおけるリン脂質のリオクオリティの変化とその生物学意義
造血・造血疾患・肝炎における非コードRNAの機能
PDL1誘導薬と自己免疫疾患における作用機序
ご興味を持ってくださった方はいつでも、ご説明させていただきますので、ご連絡ください。

  

1996年   京都大学医学部医学科卒業
2003年   京都大学医学研究科博士課程内科学博士課程修了
             医学博士(京都大学)取得
2003年   京都大学医学研究科学術振興会特別研究員(PD)
2006年   Whitehead Institute for Biomedical Research
                   学術振興会特別研究員(PD)/出産育児復帰支援特別研究員(RPD)
2008年   東京大学医科学研究所先端医療研究センター  助教
2011年   東海大学創造科学研究機構医学部門  テニュアトラック准教授
2012年   さきがけ研究者(~2016年)
2013年   東海大学医学部再生医療科学  准教授
2014年   東海大学総合医学研究所造血腫瘍分野/東海大学医学部血液・腫瘍内科学  准教授
2015年 AMED-PRIME研究者(~2019)
2016年   東海大学総合医学研究所造血腫瘍分野/東海大学医学部血液・腫瘍内科学  教授
2019年 東海大学総合医学研究所造血腫瘍分野/東海大学医学部先端医療科学  教授